ニューサポート高校「教育情報」vol.35(2024年春号)より。赴任した学校の課題が何かということを見極めることは、学校の命運を分ける大切なことであり、現場で舵取りをする校長の責任は大きい。現在は国内の多くの地域で生徒減少期にあり、学校経営方針を描く前に、「生徒が集まる学校をつくったうえで」という前提が至上課題となる。これまでの自分の経験を振り返るとき、学校の状況というのはバイオリズムのような「安定期→不安定期(荒れ)→安定期」の波を繰り返しており、赴任した学校がどの局面にあるかということを、的確に判断して、時にはシビアに、そして適切に舵を切ることが必要である。
岡山県立岡山御津高等学校 校長 末廣聡
B5判たて,2ページ