「あれ?」につながる授業のツボ 〜 観察、実験を通した授業の工夫〜(特別課題122)

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実践事例  小中 理科

公開日:2024年1月29日

資料ファイル

本委員会は理科学習の重要な要素である「観察、実験」を中心に、研究テーマを“「あれ?」につながる授業のツボ~観察、実験を通した授業の工夫~”と設定した。学びの広がりにつながる「新たな課題の気づき」を、本研究では「あれ?」という言葉に着目し、理科学習の在り方についての研究という視点を大切にしている。教師には、「~しなさい」などという指示形式もあるが、「~はどう?」などという自然な形での発問形式で行われる場合も多く見られる。この発問形式の働きかけを中心として、① 授業設計のツボ、② 観察、実験方法のツボ、③ 発問の仕方のツボ、④ まとめ方のツボの4点の視点から、学びの広がりにつながる「新たな課題の気づき」に着目した研究を進めた。今年度は小学校3事例、中等教育学校1事例の4つの事例を基に、小学校では「見通しをもった観察、実験の展開」、中等教育学校では「批判的思考」を研究実践のテーマとしている。本研究が、一人でも多くの方々にとって、子供の「あれ?」から「そうか!」と納得を導くための観察、実験を通した授業の工夫のためのヒントや参考となれば幸いである。(東研研究報告 No.361)

東京教育研究所

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