ニューサポート高校「英語」vol.39(2023年春号)特集:テクノロジーと英語教育/文学と英語教育、より。筆者の勤務校では2004年に多読指導を開始し、以来英語教育の軸として力を入れてきた。英語を外国語として学ぶEFL環境では、インプットの量が不足しがちであり、多読を通して自分が理解できるレベルの英語に多く触れさせることは非常に重要である。そのため、中1、中2の低学年では、簡単な絵本レベルの本を授業内外で大量に聴き読みさせ、インプット量を確保するようにしている。中3~高2の高学年では、多読と並行して、文学作品の精読を授業内で行なっている。本稿では、勤務校における多読指導と文学作品を扱った授業内容を紹介したい。
鷗友学園女子中学高等学校 川上光太