「東研情報 2023年1月号 教室に学習者用デジタル教科書がやってくる!!⑤」より。今年度、全国的に英語の学習者用デジタル教科書が導入された。そのメリットは大きいため、工夫して使うことで、さまざまなことができそうだ。しかし、活動に入る前に多くの時間を要することが大きなデメリットだと私は感じている。機器操作が早い生徒も遅い生徒もいるなか、通信の関係でデジタル教科書を開けないことも多い。全員の準備が整うまで待つと、少ない授業時間のうち、一定の時間を「待つ」ことに費やされてしまうのだ。だからこそ、デジタル教科書は生徒が使いたい時に使えるようにしたい。そこで、個別化された学びの中で使うための方法を模索した。
愛知県東海市立名和中学校 教諭 大西陽介