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かつて学生だった頃,どういう研究室が理想だと考えていただろうか? 若いころは,賑やかで楽しそうな研究室も魅力があったが,それよりも学生が自立して研究している研究室に憧れがあったと思う。研究室を持って17年,かつての自分が入りたかった研究室を作ろうと仕組みをつくってきたが,思惑のズレもある。今さらなのだが,自分が学生やポスドクだった頃を振り返り,現在の仕組みを考え直してみたいと思う。シリーズ第一弾として,現状の整理をしたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
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