現在の学校は、コロナ禍の影響を受け、これまで進められてきたICTを活用した教育活動や学校運営への取組の必要性が加速し、国や自治体による条件整備なども急激に進められている状況にある。この状況に対応するために、各学校では、デジタル機器等を活用した分かりやすい授業の実践、教職員の負担の軽減に資する校務支援システムの活用、家庭及び地域における学習の支援など、課題に対して主体的に工夫しながら対応している。学校において、人材育成の観点からこれらの課題にどのような取組を進めているかについて、小学校2校、中学校4校の実践事例を紹介し、これからの学校経営が目指す指針を示すことを目的として発行した。(東研研究報告 No.335)
東京教育研究所