教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.66 2022年4月発行より。筆者は、学校現場で予防的生徒指導をうまく進めるため、先生方への後方支援活動が必要だと考えている。今後発達障害のある(疑われる)児童生徒への合理的配慮が義務化されるが、先生方には児童生徒の行動面や学習面での気づきを支援教育の推進や授業改善のために引き続き生かしてほしいと考えている。そのために学外の臨床心理、子ども家庭福祉の実践家との連携や校内における組織的な対応など、先生方への職能発達支援の整備が必要である。
立教大学教授 大石幸二