「技家Navi 第8号 特集:GIGAスクール構想 新しい学びの姿」(2021年10月)より。これからの社会を生きる子供たちにとって、教育における ICT を基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められる一方で、学校のICT環境の整備は遅れがちであり、自治体間の格差も大きいことから、全国一律のICT環境整備が急務であるとの課題意識の下、1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークの一体的な整備やクラウド活用等を推進するGIGA(Global and Innovation Gateway for All)スクール構想実現のための予算が組まれた。既に各地の学校では整備が完了していると思う。これらの1人1台端末等をどのように活用するかについて、本稿では文部科学省の「GIGAスクール構想のもとでの各教科等の指導についての参考資料」(令和3年6月)で示した事例を元に、具体的に説明したい。
文部科学省初等中等教育局視学官・国立教育政策研究所教育課程調査官 上野耕史