【東書教育シリーズ】基本がわかる!社会科の授業改善(2021年10月)より。「歴史の学習が楽しいと答える児童は多いが,現代に近づくにつれ,興味関心が薄れていってしまう」という声をよく聞く。もしかしたら,特徴的な先人の働きなど知識に触れることが楽しいと感じる授業になっているのかもしれない。ただ,知識に触れるだけでは,歴史を学ぶ意味を考えることは難しい。「もしかしたら,この資料からは,このようなことが考えられるかもしれない」「A ということと B ということがあったから,こうなったのかもしれない」と,児童が歴史の展開などを考えることが楽しいと実感できる授業改善が必要である。そこで,歴史の授業改善のポイントをいくつか述べる。
埼玉県鳩山町立今宿小学校主幹教諭 吉井大輔