【東書教育シリーズ】防災道徳(2021年10月)より。「先生、防災を題材にした道徳の授業をつくりませんか」2011年3月、東日本大震災をテレビや新聞で目の当たりにした研究室の学生たちの声とともに「防災道徳」の授業開発はスタートしました。震災から10年。これまでに学生たちと30を超える授業案を開発し、200校以上で活用いただいています。静岡県浜松市では全ての小・中学校に配付されている『浜松市版 防災ノート』に教材が収録されました。今も全国各地の災害特性に合わせて先生がたの創意工夫の下、新たな実践が進められています。本誌では、これまでに開発された教材の一部を紹介するとともに,授業実践のコツやポイントについて解説します。
静岡大学教育学部准教授 藤井基貴