[本文より] 現在,わが国の社会変化については,物質中心の消費文化の到来から情報化の進展による価値観の多様化,少産少子による核家族化,高度科学技術化,国際化,成熟化等さまざまな面からとらえられ,そのメリットとデメリットについても取りざたされている。
これらの社会変化にともなう児童・生徒の教育環境も数十年前に比べ大きく様変わりし,「いじめ」や「生命の軽視」などさまざまな社会問題を引き起こしている。そこで21世紀を展望した教育の在り方を探る「第15期中央教育審議会」が,平成8年7月に公表した「第一次答申」のなかで,【ゆとり】のなかで子どもたちに【生きる力】を育むことを基本としてあげている。
鹿児島県 J・M