理科では,自然事象に対する興味・関心を高めること,実験・観察技能の習得,科学的思考力の育成を目的としている。これを達成させるためには,身近な自然事象の観察や多くの実験を通した体験的な学習が不可欠であり,ともに個々の生徒の実態に応じて十分な学習時間の確保が必要となる。ここでは,限られた時間のなかで個々の体験活動をより多くとり入れるための,観察・実験の準備や後かたづけも含めた器具や薬品の管理などの作業をサポートする補助職員注)の協力を得た授業展開の例を紹介したい。
千葉県船橋市立御滝中学校教諭 梅津稔弘