教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.61 2020年9月発行より。新しい生活様式の中では,「アクティブ・ラーニング」や「対話的」として積極的に取り組まれてきたペアやグループでの学習活動,音声言語を使った話し合い活動をすることが難しくなる。そのため,文字言語の積極的な活用と個別学習,一斉指導場面の充実とともに,導入を工夫することが必要となる。「主体的・対話的で深い学び」はこれからも変わることなく追い求める学びの姿であり,知識の「粒」が関連づいて構造化され,精緻化されて「塊」になることを目指すべきである。
國學院大學教授 田村学