「ニューサポート高校「書道」vol.17(2020年春号)」より。今回の学習指導要領の改訂において,障害のある生徒などの指導に当たって,個々の生徒の困難さに応じた指導内容や指導方法を工夫することが示されている。学習指導要領解説の中で,書道における配慮事項として,「自らの意図にふさわしい用具・用材の選択や扱い方を理解することや,書を構成する複数の要素を結び付けて考えたり,再現する手順を考えたりすることが難しい場合は,用具・用材を体験的に使用する機会を設けたり,書を構成する要素をグループ分けや優先順位を付けて示すなどして,主体的に思考・判断しながら学習を進められるよう配慮をする。」と書かれている。
青森県立八戸聾学校 西里俊文