【東書教育シリーズ】「問いを活用した単元の構造化」を実現する 授業実践~現行学習指導要領の教科書を使って~(2020年3月)より。本稿は,以下の三つの前提に基づいている。第 一に,主体的・対話的で深い学びを社会科の授業で実現するためには,「単元の構造化」が必要である。第二に,単元を構造化するに当たり,「問いの構造化」も合わせて考える必要がある。そして第三に,社会科の授業で設定される問いは「社会的な見方・考え方」に関連付ける必要がある。ここでは,上記の三つの前提について端的に述べる。
筑波大学人間系教授 唐木 清志