私は、中学校の特別支援学級の担任として7年間勤務しました。特別支援学級の生徒だけでなく通常学級の生徒も含め、多くの生徒達と共に学ぶ機会を与えていただいた中で、私は全ての子供への支援教育に向けて、生徒達へ相互理解の大切さを教えていくことの大切さを実感すると共に、学校づくりの視点からは、障害や診断の有無、在籍学級に関係なく、全ての子供のニーズに寄り添う教育の実現を目指していく必要性を感じるようになりました。私が中学校勤務時代に実践した「自分パスポート作成」の実践について報告します。
埼玉大学教育学部附属特別支援学校 内藤理絵