教室の窓「小学校・中学校 教育情報」Vol.59 2020年1月発行より。「マジョリティの無自覚」として,子どもたちや保護者は多様なアイデンティティを持っていることを具体例とともに言及し,人権の理念を大切にした教育には「子ども理解」が大切であると指摘する。次に,人権教育には4つの側面があること,教科書に見る人権への配慮とその変遷を述べる。結びとして,人権の理念を大切にした教育への具体的な実践に向けてGoogle社の採用「アファーマティブアクション」を紹介し,教科書の活用に言及する。
大阪教育大学准教授 佐久間敦史