撮影年月:1994年8月、撮影場所:南松浦郡奈留町永這。水晶岳の東方約100m地点の尾根には、とても珍しい日本式双晶が普通の水晶とともに見つかります。五島層群の砂岩~泥岩に割り込んだ石英脈にそってあります。幅約20mにわたって厚さが1mm~7cmほどの石英脈が発達しています。普通、水晶は六角柱状(下側)になっていますが、この日本式双晶(上側)は、六角形で平たいものが2つくっついています。地元では、双子水晶や夫婦水晶などと呼ばれています。双晶の間の角度は84゚33’で一定しています。
長崎県西彼中学校 山川続