「深い学びを実現するカリキュラムマネジメントの実践例」(2019年11月)より。四国の西南端,紺碧の太平洋に突き出す足摺岬をふくむところに高知県土佐清水市があります。人口 13,479人,65歳以上人口率48.0%,15歳以下人口率7.9%(2019年6月現在)という厳しい少子高齢 化にさらされているこの街は,2012年8月の南海トラフ巨大地震の新想定において,市内ほぼ全域が震度7,津波高は全国最高の34mと発表されました(内閣府,2012)。これを受けて,土佐清水市と筆者との 防災教育の協働が始まりました。
慶應義塾大学 環境情報学部 准教授 大木聖子