撮影年月:1998年8月、撮影者:山川続[長崎県西彼中学校]、撮影場所:西彼杵郡野母崎町脇岬。ビーチロックは、海浜の砂れきが石灰質の物質で固められてできた、第四紀完新世(約8000~4000年前)の新しい砂岩やれき岩です。扇形に広がった層状で、小型のケスタ地形をなして海側へゆるやかに傾いています。熱帯や亜熱帯の海岸に多くみられます。このビーチロックでは、地層の向きの異なる3つのグループの層が、不整合的に重なっていることが観察できます。ビーチロックは海岸線に平行な向きでつくられるため、できる過程で3回以上の海岸線の変化があったことを示しています。
長崎県西彼中学校 山川続