撮影年月:1998年8月、撮影者:山川続[長崎県西彼中学校]、撮影場所:長崎市茂木町白岩。長崎火山活動の初期の頃(約550万年前)に、噴火で出た軽石や火山灰にまじって、湖底に流されてきた植物の葉などが固まってできた地層です。日本の新生代の植物化石の最初の記録となって国際的にも有名です。昭和54年7月27日に県の天然記念物に指定されました。火山灰や泥が湖底でたい積したため、しま模様(層理)になって見えます。この層理面にそって平行に泥岩を割っていくと、流されてきてたい積した植物の葉の化石を採集できます。同じ時期に、長崎火山の各地に淡水湖ができ、喜々津植物化石層などが見られます。
長崎県西彼中学校 山川続