「中学校外国語 新学習指導要領を実践する―英語の『見方・考え方』を働かせた深い学び―」(2019年9月)より。本稿の目的は,受け身の姿勢から脱して,主体的な学習姿勢へと転換することを目指し,新学習指導要領で求められているポイントを踏まえた文法指導の導入や再現可能な活動案を紹介することです。新学習指導要領に は,日本語での文法説明中心の授業の在り方自体を見直し,文構造や文法事項を説明することに過度に時間を取られるのではなく,意味内容をいかに英語で伝えることができるかを考え,生き生きとした言語活動をする必要性が明記さ れています。
同大学院教育学研究科助教 小林翔