2017年告示の学習指導要領により,公立小学校の中学年へ外国語活動,そして高学年に外国語科が導入されます。移行期間の現在,文部科学省から配布されたカリキュラムや教材を使用しながら,どのように授業を進めるべきか日々試行錯誤が続いています。今年5月の文科省の調査では,今年中学年に週1回の外国語活動を導入した学校が32%,来年に導入を考えている学校が45%でした。また外国語科に関しては,今年は28%,そして来年は42%でした。今までの経験が大きく役にたつ外国語活動とは異なり,教科となる外国語科の導入はこの移行期間に試みる必要があると思います。しかし,現状では6割近い小学校でその予定がないという結果でした。
青山学院大学 教授 アレン玉井光江