本誌は,東京書籍が発行する高校家庭科の教育情報誌です。今回は,「これからの家庭教育」をテーマに,特集を組みました。昨年(2018年)民法が改正されて,2022年4月から成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることになりました。そこで,成年年齢が18歳に引き下げられたことの意味と消費生活との関係を踏まえて,高校家庭科教育に与える影響について,明治学院大学法学部教授の角田真理子先生に考察していただきました。また,新潟県央工業高校の1年家庭総合の授業での「18歳成年」に向けた消費者教育の取り組みを紹介します。次期教育課程を見据えた実践としては,福井県立武生高等学校のICT機器を活用した取り組みと「深い学びを意識した授業研究」について報告します。
東京書籍(株) 家庭編集部