ニューサポート高校「英語」vol.31(2019年春号)より。2018 年3月に高校の新学習指導要領が公示され,2020年度以降の小学校から高校までの学習のロー ドマップが大きく変わろうとしている。改定のポイ ントとして,アクティブラーニングの視点に立った「主体的・対話的で深い学び」が挙げられている。 21 世紀を生きる生徒たちは,知識を得るだけではなく,さまざまな知識を統合的に活用し,課題を遂行し,新たな価値を創造することが求められてい る。「主体的・対話的で深い学び」を教室内で生み出していくためには,教材,指導法,評価法など多岐にわたり見直す必要があるだろうが,誌面の関係 上,考慮すべきポイントを 3 点に絞って考えてみたい。
中央大学教授 栗原文子