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ニューサポート高校「国語」vol．31（2019年春号）より。小学校の国語の時間，わたしたちは教科書の文章を大阪弁で読んでいた。一年生のころだとしたらかれこれもう四十年近く前だから，今や ほかの場所ではどうかわからないが，わたしのいた大阪の片隅の教室ではそうだった。先生 は，はっきり覚えていないが，大阪弁でなかっ たかそうじゃないように努力していたかもしれない。しかし児童の大半は，大阪弁で読んでい た。
小説家 柴崎友香
B5判たて，2ページ
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