〔長崎県の植物〕ゲンノショウコ、撮影年月日:1990年10月23日、撮影者:篠原裕志[長崎市立三重中学校]、撮影場所:南高来郡国見町。日本各地で自生するゲンノショウコは、その昔民間薬としてかなり重宝したようで、それが現在の和名「現の証拠」につながっている。しかし西日本と東日本とでは花色が異なる。すなわち西日本では写真にあるようにピンク色から紅色だが、東日本では純白のゲンノショウコになる。そしてその境界線は一説にはフォッサマグナであるとされている。初秋から晩秋にかけて野山ではこの美しい花があちこちで開き、秋の夕日によく似合う。
長崎県長崎市立三重中学校 篠原裕志