〔長崎県の植物〕ゲンゲ、撮影年月日:1987年4月13日、撮影者:篠原裕志[長崎市立三重中学校]、撮影場所:長崎市。春の野の代名詞でもあるゲンゲは、一般にはレンゲまたはレンゲソウとも呼ばれるマメ科の植物で、休耕田や野原などでしばしば群生している。時として白花も出現するが、基本的には写真のようにピンク色で、根の中に含まれる根粒細菌が空気中の窒素を取り込み、生物が使うことができる有機物の形に変えてくれる。そのため田畑などでは、ゲンゲを植えることで作物の生育を促進させる土壌を作るようにしている。写真は長崎市にて。
長崎県長崎市立三重中学校 篠原裕志