〔長崎県の植物〕カネコシダ、撮影年月日:1990年2月4日、撮影者:篠原裕志[長崎市立三重中学校]、撮影場所:西彼杵郡琴海町。正月の餅飾りに使うウラジロの仲間で、葉の表面をただ眺めるだけでは違わないが、よく見るとウラジロよりも繊細な感じがする。そしてなによりウラジロと決定的に違うのは葉の裏が白くなく、全体が緑色であることである。このシダは発見者の名をとってカネコシダとしており、長崎県内のほか佐賀県でも発見されている。写真は西彼杵郡琴海町で撮影したが、現地は町指定の天然記念物としている。
長崎県長崎市立三重中学校 篠原裕志