〔長崎県の植物〕オキナグサ、撮影年月日:1987年4月24日、撮影者:篠原裕志[長崎市立三重中学校]、撮影場所:長崎市。かつては丘陵地や草原などでよく見られたが、今ではレッドデータブックにも顔を見せるようになってしまった。原因は生育地の開発と乱獲によると言われる。うつむいて咲く茶色の花や、花後にできる冠毛などが人目を引くが、園芸店で売られているオキナグサ(洋種のオキナグサ)とは花の色や植物体の大きさなどが異なる。長崎でも以前はあちこちで見られたが、現在ではごくわずかな個体が残るだけとなった。写真は長崎市内で撮影。
長崎県長崎市立三重中学校 篠原裕志