初めて高等学校で数学Ⅲを教えたのは2014年度のことである。そこで,図らずも極限を扱う内容の指導をする機会を得た。このとき,ある事象がある数値に収束することの意義や意味をある生徒から尋ねられた。そこで,私は答えに詰まってしまった。その子は数学にとても興味関心があり,その意義や意味を具体的に答えることができていればもっとその子の可能性を引き出すことができたのにと今更ながらに後悔している。本稿はその出来事が発端となって,数学的内容を現実の事象に応用できる可能性を求めるために執筆させていただくものである。
北海道札幌丘珠高等学校 阿部卓朗
A4判たて,3ページ
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