前回は,新学習指導要領の「深い学び」,「見方・考え方」というキーワードを取り上げて,そうしたキーワードが新中学校学習指導要領(英語)の中でどのように位置付けられているかについて見てきました。続く第2回,第3回では,英語の「見方・考え方」をバランスよく働かせ,「深い学び」のプロセスを通じて,英語の「資質・能力」の質的向上と実体化を目指すということが具体的に示すことの中身,そして,英語における「深い学び」,「見方・考え方」を中学校の英語のカリキュラム・授業で実現するためのグランドデザイン,具体的な実現に向けてのアプローチについて取り上げて,見ていきたいと思います。
滋賀大学教授 大嶋秀樹