ニューサポート高校「理科」vol.28(2017年秋号)より。「第4 次産業革命」とも呼ぶべき急速な技術革新,知識基盤社会の本格化,情報化社会の高度化,グローバル化など,社会の変化はかつてないスピードとインパクトで進行している。これから日本の教育,とりわけ高等学校の教育は,これら社会の変化を意識し続ける必要もある。そこで,本論では,高等学校における資質・能力の捉え方について,現状と課題を示しつつ,国際的な動向などを踏まえながら,次期学習指導要領の議論を中心に示すこととする。
東洋大学食環境科学部教授 後藤顕一