第6回 東書フォトコンテスト 選外

選外

  • ペットボトルキャップが変える
  • 鳥取市立中ノ郷小学校 奥村一成
  • 撮影年月日 2011年5月15日
  • 撮影場所 鳥取県 鳥取市 福部町 福部小学校


東書フォトコンテスト:選外

応募者解説

ペットボトルキャップが保護者・地域の意識を変えてきていることが分かる。 ペットボトルキャップ回収を初めて6年目に入っ小学校の掲示板。 ペットボトルキャップは1個2.5グラム。400個で1キログラム。 焼却せず回収すれば、1個あたり8グラムのCO2を削減に繋がる。 活動3年目からPTA・地域が本格的に回収に参加し、年々その量は増大。 写真の年平成23年度合計は、6万3000個と初年度の7倍となった。 回収量の経年変化や回収したキャップを生活に生かした様子を掲示して、 活動の継続的な意欲付けとしていること、また日常的に児童が関わっていることが分かる。



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応募者解説

児童によるペットボトルキャップの色別分別作業。 色別にすることでこの後の校内学習利用度が高まる。 担当の運営委員会が自分たちで行うだけでなく、分別のための集会を企画したり、 ボランティアを募ったりするなど、キャップに関わる中で児童の意識が変わっていった。



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応募者解説

集めたキャップのうち学校内で利用しない分は、回収を世話してくださる業者に引き渡す。 トラックの荷台にあるゴミ回収用のビニル袋一袋満杯で3500〜4000個。 この日引き渡した数は、12万個。 回収されたキャップは、廃プラスチックを再生した木材のようなエコマウッドという集成材に変わる。



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応募者解説

ペットボトルキャップが学習を変える。 1学年算数「百までの数」の学習の一場面。具体的な操作を通して100という 数を量的にも視覚的にも認識し易くしているのがペットボトルキャップ。 キャップ回収・分別により、クラス中が活動できる数が用意されている。 キャップは1年生に操作しやすい大きさでしかも丈夫なので、学習材としてはうってつけである。



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応募者解説

ペットボトルキャップが教師を変える。 百までの数などを学習し易いように開発したペットボトルキャップ活用の教材。 シールを貼ることでキャップ上面のプリントを隠す、5とび、10とびでは キャップの色を統一して変えることで子どもの理解し易さを狙うなどの教師の工夫がある。 となりのプランタートレイは、キャップをばらつかせることなく並べさせるのに利用する。 キャップを利用した教材は、理科、図工などにも拡がっていった。



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応募者解説

ペットボトルキャップが創立記念品を変える。 子どもたち、保護者、地域の人などみんなが集めたペットボトルキャップでできたエコマウッドを使った 「フォトスタンド兼ペーパーウェイト」は、出来合いの市販品にはない思いのこもった創立記念品となった。



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応募者解説

ペットボトルキャップが親父を変える。 「おやじの会」のメンバーさんが、資源回収で集めたペットボトルキャップが姿を変えた エコマウッドを使って一輪車の手すりを自作している。 同じところにあった木製の手すりは、風雨にさらされ朽ちてしまったが、 エコマウッドは腐らないので、「おやじ」の思いをいつまでも伝えることができる。



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ペットボトルキャップが行政を変える。 長年の使用で錆び朽ちたアルミの外用指揮台に替えてペットボトルキャップを集成した エコマウッド製の指揮台の納入設置風景。 従来と同等のアルミ指揮台より高価であっても、子ども・保護者・地域の願いが詰まり、 重いので強風にも耐え、プラスチックなので雨にも強く、摩擦係数が大きいので滑らない、 耐用年数が格段に長いなどの特性があるエコマウッド製指揮台を教育委員会は認めた。 指揮台本体は154キログラム、階段部分は43キログラムの重さがある。



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応募者解説

ペットボトルキャップが仲間を変えた。 みんなで力を合わせて作った卒業記念制作。 校区の象徴である鳥取砂丘の上にらっきょうの花、 20世紀梨、校章を、そして日本海にくじら島、水平線の空に上に絆、 卒業年度のH22、そして31人の仲間を示す数字を、集めて分別整理したキャップで表した。 「絆」が今年の漢字選ばれたのはこの年の12月。東北大震災が契機であった。 奇しくもこの写真は、「3.11」の前日に撮影したものである。



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