第4回 東書フォトコンテスト 理科部門賞

理科部門賞

東書フォトコンテスト理科部門賞写真
  • 日本海に沈む太陽
  • 鶴岡市立小竪小学校 小山田 正幸
  • 撮影年月日 2011年5月25日
  • 撮影場所 山形県 鶴岡市

応募者解説

太陽が沈みかけ,水平線に接しようとする瞬間,上下方向につぶれた太陽がΩ型になり,ワイングラス状の太陽を観察することができます。暖流の上に冷たい空気があるときや寒流の上を暖かい空気が覆ったときなど,海水温と気温との差が大きくなって蜃気楼現象が見られます。この日は,めずらしく,くびれが二つある現象が見られました。

講評

日没の太陽は,よく目にしますが,いざ写真に撮ろうとすると簡単に写すことができないものです。特に水平線上で空気の密度差により,複雑に形が変化する様子をとらえることは,大変難しいことです。このチャンスを見逃すことなく,とらえたことに価値があると考えます。日頃からのカメラを持ち歩くなど苦労がしのばれます。
 小学生には,夕陽と見せる興味漬けに,中学生には,空気や水の密度差について考えさせる教材としても活用できる写真です。

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