第3回 東書フォトコンテスト 自然科学部門賞

自然科学部門賞

東書フォトコンテスト自然科学部門賞写真
  • 360°の虹を作る
  • 金沢市内川中学校 村井 昭夫
  • 撮影年月日 2010年8月8日
  • 撮影場所 石川県金沢市

応募者解説

自然の虹(主虹)は、観察者から見て太陽の反対側に視半径約42°で円を描くようにできる。しかし、実際に観察できる虹は地表面があるために、太陽高度が0°の時、最大で半円形となる。
 今回、娘と「360°の虹をつくってみよう」ということになり実験をしてみた。
水道のホースの先に水滴の大きさを変えることできるシャワーヘッドを取り付け、水滴が大きく広がるように水をまき、脚立の上から眺めると・・・360°の虹を見ることができた!虹の中に娘を入れて記念写真。

講評

散水時に円い虹を見ることがあるが、それを写真として留めようとした意欲に敬意を表する。しかも魚眼レンズではなく、4枚の画像を合成にしてまで表現しようという熱意が伝わってきた。
当然ながら撮影者やシャワーヘッドまで写り込み、実験の方法と結果が1枚の画像となったことにおもしろさが感じられた。
 欲を言えば、四隅まで風景が写っていればよかったと思うが、アイデアが部門賞にふさわしかった。

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