第1回 東書フォトコンテスト 児童・生徒 最優秀賞

児童・生徒 最優秀賞

児童・生徒 最優秀賞写真
  • カバキコマチグモ
  • 群馬県東吾妻町立原町中学校 増田 柾人
  • 撮影年月日 2008年8月13日
  • 撮影場所 群馬県高崎市

応募者解説

ススキのような大きなイネ科の草の葉が,折り畳まれているようになっているのを見つけることがあります。これは,カバキコマチグモという,噛まれると日本で一番痛いクモの巣です。この巣をそっと開けてみたら,メスと一緒に卵塊がありました。ここから生まれた子グモは,最初に母親の体を食べてから,外に出ていくそうです。

講評

ススキなどのイネ科植物の葉がテトラパックのように折り曲げられていたら,それはカバキコマチグモの巣でしょう。中には一匹の雌グモが産卵した卵塊を大切に守っています。
 でも,この包みをひろげるときは気をつけて!
 このクモに噛まれると,人によっては著しい痛みに襲われます。
 増田君はこの生態をよく知っているようで,巣を慎重に開いて卵や成虫の様子がよく分かるように撮影できました。

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