第12回 理科部門 奨励賞:月没帯食
理科部門 奨励賞

月没帯食
  • 月没帯食
  • 一般応募 川口勉
  • 撮影年月日 2018年7月28日
  • 撮影場所 沖縄県 糸満市

応募者解説

 この皆既月食は日本では月食の途中で月が沈む「月没帯食」で, 西に行くほど月食がみられる時間が長くなるというものでした。

 そこで当日の天気も考えて,沖縄まで遠征することにしました。 午前3時24分頃から満月は地球の影に入り,徐々に欠けていきました。

 午前4時30分には満月は完全に地球の影の中に入り込み、地球の縁の大気で屈折,赤化した太陽の光に僅かに照らされて赤い色に変化しました。

 その頃には15年ぶり地球に大接近した火星も,赤く輝く姿を現わしてきました。 それらの様子を午前3時10分から午前5時10分まで10分おきに撮影して,1枚の写真に比較明合成をして月食の経過を表現してみました。



【撮影について】

 カメラ:キャノンEOS6D レンズ:EF24〜105mmF4 三脚にて固定撮影

 月が沈む西の方向が開けていて,さらに沖縄らしい前景のある場所を探すのに苦労しました。
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