- 幸福を呼ぶ“緑のニリンソウ”
- 信州大学教育学部附属松本小学校 広瀬怜楠
- 撮影年月日 2018年5月19日
- 撮影場所 長野県 松本市 上高地明神−徳沢間遊歩道
応募者解説
今年の5月19日,「幸せを呼ぶ」と言う“緑のニリンソウ”を探しに,上高地へ出かけました。本来,6月に見頃を迎えるニリンソウですが,ここ数年,開花の時期が,だんだん早くなっています。緑のニリンソウは,色合いが周囲の葉っぱに似ていて葉の茂みに溶け込んでしまい,なかなか見つかりません。でも,一輪見つけると,その周りにも,いくつも見つけることができました。土壌や日当たりなど,環境条件が揃うと緑の花になるのでしょうか。特定の場所で,複数が咲いていました。一口に緑のニリンソウと言っても,全部が緑のものから,白と緑のグラデーションになっているものなど,様々です。白いニリンソウの中にも,花びらが10枚以上になる派手なものもあり,ニリンソウの花には,たくさんのバリエーションがあることを知りました。皆さんにも,幸せをお届けできるよう,“緑のニリンソウ”で応募します。今回,植物に接写して撮影した経験を活かして,今,苔の生態を写す練習をしています。バックを,うまく,ぼやかして,苔の姿を際立たせるのが,難しいです。地味な苔ですが,光の向きを工夫すると,鮮やかな姿が浮かび上がります.
【撮影について】
Nikon COOLPIX P520
例年,ニリンソウを撮りに,たくさんの方が訪れるため,小学生が,じっくり撮影に集中することが難しいところです。でも,最近は,咲いている時期を見極めるのが難しいからか,さほど混雑はしていなくて,落ち着いて観察できました。大人の方は,寝そべるように撮影していますが,小学生には,ちょうどいい高さです。でも,花にカメラを近づけて撮影するのは,思っていたより,難しい。うまく,ピントがあいません。初めてマクロモードを用いて,試行錯誤しながら,撮りました。
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