第11回 社会部門 奨励賞:御田祭
社会部門 奨励賞

御田祭:豊作を願って裸馬にまたがって疾走 1
御田祭:御神牛 2
御田祭:小学生手作り神輿 3
御田祭:地元青年による神輿担ぎ 4
御田祭:地元と公募で選ばれた早乙女 5
  • 御田祭
  • 一般応募 椎博充
  • 撮影年月日 2018年7月30日
  • 撮影場所 宮崎県 東臼杵郡美郷町西郷区

応募者解説

 宮崎県東臼杵郡美郷町には,970年の伝統を持つ御田祭があります。
 村の青年達が,馬に乗って神田に入り,泥しぶきをあげて駆け回ります。(写真1)
 更に,牛も入っての神事があります。(写真2)
 小学生手製の神輿の後(写真3),地元青年による神輿が神田を一周します。(写真4)
 最後に,揃いのかすりに笠をかぶった早乙女が,「お田植え」を行います。(写真5)
 
 考察点:
 ・伝統行事の理由 ⇒ 地元の熱意や行政の支援,県無形民俗文化財
 ・「お田植え」の目的 ⇒ 豊作を願う神事
 ・付随行事 ⇒ 牛馬乗り入れ,小学生・青年神輿の神田周り,催馬楽等。
 ・世襲制の家柄が中心の祭事役 ⇒ ミヨド・ウナリ・ノボリモチ
 ・時代的変化 ⇒ 早乙女に金髪女性も加わり,国際化の様相を・・・


【撮影について】

 人馬疾走で,泥しぶきを受けると無病息災とあって,カメラマンも大変。 コウモリ傘を広げ,雨合羽で身を包み,カメラをビニールで覆いながらの撮影でしたが,泥の洗礼を浴びました。 しかもこの日は雨模様。三脚は牛馬の安全を願って使用禁止だし,縄が神田周囲には張られているので,望遠レンズでの撮影でした。
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