第10回 理科部門 奨励賞:ラフレシアが咲いた
理科部門 奨励賞

ラフレシアが咲いた.1
ラフレシアが咲いた.2
ラフレシアが咲いた.3
ラフレシアが咲いた.4
  • ラフレシアが咲いた
  • 中津川野外教育センター 土松俊幸
  • 撮影年月日 2017年7月12日
  • 撮影場所 マレーシア(ボルネオ)

応募者解説

 世界最大の花「ラフレシア」は植物の根に寄生し,2年間も開花の時を待つ。黒く硬い蕾が次第に大きくなるが,多くが蕾のままで枯れてしまう。気温や湿度や寄生した植物の状態など数々の条件が揃ってやっと開花する。

 開花したラフレシアは,開花と同時に周囲に異臭を放つ。

 ラフレシアは死肉に群がるハエを媒体に受粉するため,肉に似た赤い色をしており,腐ったような匂いをまき散らすのだ。しかし見事なラフレシアの開花もわずか数日で枯れていく。

 <ラフレシア1> ラフレシアの蕾(約6cm)

 <ラフレシア2> 開花途中のラフレシア

 <ラフレシア3> 開花したラフレシア(90cm)

 <ラフレシア4> 枯れていくラフレシア


【撮影について】

 薄暗い場所に育つため,やや明るめに撮影した。実物に近い色が出るように工夫した。ラフレシアの写真は図鑑などにも掲載されているが,蕾から枯れるまでを並べることでまだ生態について不明な点の多いラフレシアに興味を抱く子どもたちも多いと考えた。
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