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- 古都・アヌラーダプラと人々の信仰
- 一般応募 品川洋
- 撮影年月日 2011年 9月18日
- 撮影場所 スリランカ アヌラーダプラ
応募者解説
アヌラーダプラは,2500年以上前にスリランカ最古の都があった場所。当時の寺院や仏塔など,仏教遺跡が数多く残り,1982年にはユネスコの世界遺産に登録されている。
1 スリー・マハー菩提樹へと続く道
仏陀がその下で悟りを開いたといわれる菩提樹。紀元前3世紀にインド・ブッダガヤからアヌラーダプラにその菩提樹の分け木が運ばれ,植樹されたといわれている。今でもスリランカの人々の信仰の対象となっており,多くの人が訪れている。女性の参拝者はスリランカの民族衣装であるサリー姿が多く,正装である白いサリーを纏っている人も多くみられた。
2 菩提樹を祭る寺院
寺院のいたるところに,仏旗を始め,信仰を表す装飾が施されている。木の傍らで,少女が座りながら祈りを捧げているが,このように,参拝所以外の場所でも,多くの人々が菩提樹に向けて祈りを捧げており,人々の信仰の深さが感じられる。
3 ルワンウェリ・サーヤ大塔
アヌラーダプラのシンボル。白く巨大な仏塔は,スリランカの強い日差しを受けて輝き,見る者を圧倒する。聖域につき,ここから先は裸足での参拝となる。
4 5 アバヤギリ大塔の修復
かつてスリランカで栄えた大乗仏教の総本山だった寺院。仏教の宗派間の争いや南インドから侵入したタミル人との抗争などの歴史を経て,外壁がはがれ,レンガがむき出しになっている。かつてはレンガの隙間に草木が入り込み,緑で覆われていたが,この写真のように修復作業が進められ,植物はほとんど取り除かれている。休日返上で作業をしている上,日本では考えられないほど危険な作業環境だが,人々の顔は明るい。大塔の修復に関われることに感謝しているようにさえ見える。
【撮影について】
器材:Canon EOS Kiss X2 + EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS/EF-S55-250mm F4-5.6 IS
信仰の場ということもあり,参拝者に配慮しながら撮影を行った。
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