第10回 生物・生態部門賞:アオリイカの産卵
生物・生態部門賞

アオリイカの産卵
  • アオリイカの産卵
  • 一般応募 鈴木小百合
  • 撮影年月日 2015年8月15日
  • 撮影場所 静岡県 南伊豆 黄金崎

応募者解説

 アオリイカの産卵の時期になるとダイビングスポットでは 産卵床を作り海中へと置く。 人がいると絶対によってこないアオリイカだが, その時ばかりは子孫を残すため一心不乱に卵を産みつける。 オスは他のオスにメスを取られないようにリードしながら産卵床へ。 アオリイカの寿命は一年と言われる。短いこの生涯を 未来につなぐ命の為に精一杯生きている事がよくわかる姿だ。

【撮影について】

フィッシュアイで撮影。 産卵に近づいてくるタイミングを邪魔しないように アオリイカの動きに合わせて写真を撮った。

講評

 生物現象としてのアオリイカの産卵を的確に写すと同時に, 映像としての美しさ,母性としてのやさしさが表現されていると感じる。 撮影者の感性が込められた作品である。
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