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- 世界の電子ゴミによるガーナの環境汚染
- 一般応募 樋口陽子
- 撮影年月日 2014年3月23日
- 撮影場所 ガーナ共和国 アクラ
応募者解説
ガーナ共和国の首都アクラ市にあるアグボグブロシー(Agbogbloshie)。
世界中で不要となった大量の電子ごみが運び込まれ,投棄されている。道
の反対側には市場が広がっているが,この一角に近づくと不快な空気と臭
いに襲われる。足元には,電子機器の基盤,原型を失ったプラスチックの
破片が地面を厚く覆う。横に目を向ければ,人々が暮らし,牛たちが汚れ
た水を啜り,何かをムシャムシャと食べている。先進国で不要となった大
量の電子ゴミが,ガーナの環境汚染の一因となっている。
1枚目
電気製品から金属を取り出している。集めた金属はバイヤーに売るという。
2枚目
地面を覆い尽くす電気製品の基盤やプラスチックの破片。
3枚目
ゴミの中から食べ物を漁る牛。奥は売れそうなものを探す人々。
4枚目
どす黒く汚染された川。
5枚目
集めた金属などを運ぶ人々。
【撮影について】
Canon 5D MarkV EF24-105mm F4L IS USM
撮影を嫌がられないよう,少し話をしたり質問をしたりした後,許可を得て撮影した。
講評
ガーナ共和国の首都アクラ市にあるアグボグブロシーを撮影した意欲的な作品である。
注目すべきは世界中で不要となった大量の電子ごみが運び込まれ投棄されているという現象である。
先進国の廃棄物が発展途上国を汚染しているという事実を余すことなく示しており,
国土・環境部門賞としてふさわしい作品である。
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