第9回 児童・生徒 部門優秀賞:ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
児童・生徒 部門優秀賞

ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
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ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
ライチョウさんに,会えたよ!:乗鞍岳 大雪渓
  • ライチョウさんに,会えたよ!
  • 信州大学教育学部附属松本小学校 広瀬怜楠
  • 撮影年月日 2016年5月28日
  • 撮影場所 長野県 松本市 安曇 乗鞍岳 大雪渓

応募者解説

 スキーの練習で訪れた5月末の乗鞍大雪渓。スキー板をかついで,斜面を上ります。ようやく,標高2,800メートルの肩の小屋まで登ると,空気の薄さもあって,足どりが重くなります。一息ついて上を見上げてみると,ハイ松の上を舞う2羽のライチョウの姿が目に入りました。疲れを忘れて,数十メートル上方の斜面に,足早に駆け上がります。念願のライチョウさんとの遭遇です。人を怖がる素振りもなく,雪面を,思うままに歩き回っています。時には,舞い上がって,子供の頭の上に飛び乗りそうになることも。ハイ松の上を飛ぶ姿を,うまく捉えることができました。
 ライチョウさんとの出会いをきっかけにして,環境問題に関心を持ちました。絶滅危惧種であることを知り,「ご飯を食べ残すと,温暖化が進んで,ライチョウさんが住むところが無くなるんだよね」と言って,食べ残しも,しなくなりました。
 今年の,もう一つの目標だった,奈川の白樺峠での"タカの渡り"の観察は,天気に恵まれず,タカの姿すら,みることができませんでした。来年こそは,迫力ある"タカ柱"を写真におさめてきます!

【撮影について】

 CANON IXY620F で撮影。1時間以上もねばって写真を撮り続けました。 幸いライチョウは逃げることもなく,ずっと,私たちに付きあってくれました。

講評

 人を恐れないライチョウに会えた幸運もあるでしょうが, 多くの場面を写し上半身だけの写真は秀逸でした。 生態写真は何枚も撮ることで物語ができてきます。 これからもがんばってください。
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