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- ビスマスの結晶をつくる
- さいたま市立芝原小学校 横須賀篤
- 撮影年月日 2015年 11月26日 他
- 撮影場所 埼玉県 さいたま市
応募者解説
金属ビスマスは約300℃で溶解します。酸素と反応しやすいため,酸化膜の厚さ
により美しい色彩を醸し出す性質があります。さらに,ゆっくり冷却すると階段
状の結晶が成長します。このビスマス結晶を,理科室で安全にできるように試行
錯誤をした結果を,写真に収めました。
・写真1 ビスマスの塊は酸化膜のため,表面が虹色に輝きます。とても脆く,金槌で砕いてから加熱容器に入れます。
・写真2 ステンレスコップで加熱融解すると,酸化膜ができて虹色に輝きます。
・写真3 溶けたビスマスを保温容器(保温マグカップ)に入れて徐冷しています。
・写真4 徐冷途中で液体のビスマスを別の容器に移します。容器の底に成長したビスマス結晶ができています。
・写真5 成長したビスマス結晶を接写しました。特有の結晶構造が観察できます。
【撮影について】
実験の様子は,秒単位で進行するので小型デジタルカメラを利用しました。 SONY DSC-WX100
結晶の拡大写真は,一眼レフカメラとマイクロレンズを利用しています。 NIKON D-300 40mm Micro
講評
刻々と変化するビスマスの様子と実験の過程を5枚の写真に上手にまとめていると思います。
作者のコメントには
「理科室で安全にできるように試行錯誤した」
とあります。実験を設計する時の大事な視点です。
子ども達が,このダイナミックな変化を目の前で見られたら,とても素晴らしいと思います。
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