- 撮影年月日 2016年 9月13日
- 撮影場所 佐賀県 神埼郡 吉野ヶ里町 吉野ヶ里歴史公園
応募者解説
弥生時代の遺跡が発見され,約50haの遺跡(国営公園)と約40haの関連施設(県営公園)を合わせ,
吉野ヶ里歴史公園として整備されています。
復元された高床式倉庫と背後に「古代の原ゾーン」では,古代米(赤米黒米)が復元水田で栽培されています。
写真中心部にはイナゴが写っており,この事から無農薬で栽培されていると思われます。
この小さい虫の遺伝子の中に,弥生の頃の風景が刻まれているかも知れないと思うと,歴史のロマンを感じます。
【撮影について】
稲穂と背景の建物のボケ具合を買えて調整しました。又、イナゴの位置や大きさがいい写真を選び,
虫の部分を少し明るめに調整しました。
講評
吉野々里遺跡に栽培されている古代米にフォーカスを当て,さらにそこに
一匹のイナゴが止まっていることから「弥生の頃の風景が刻まれている」と
推測しているところが素晴らしい。
イナゴに焦点を合わせたことにより,一匹の生物と歴史の係わりが教育的に表現されており,
デジタル時代の写真撮影の技術も優れている。
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