- 撮影年月日 2016年3月26日
- 撮影場所 栃木県 栃木市 藤岡町
応募者解説
渡良瀬遊水地は,広大な湿地が残り,ラムサール条約に登録されている。
首都圏にこれだけの湿地があるのは貴重である。
毎年3月になると大規模な野焼きが実施される。
病害虫の駆除,湿地の樹林化の防止,ヨシ原の更新による多くの植物の芽生えの機会を与えるなど,
貴重な湿原の保全に貢献している。
またそれだけでなく,この野焼きは大きなイベントとしても定着し,この日は多くの人々が,
見物に訪れる。
【撮影について】
撮影時は,野焼による灰に気をつけました。見物の人々の邪魔にならないようにすることにも気を配りました。
講評
日本の風物詩のひとつであるヨシ焼の風景を見事に描いている。
激しく燃え上がる炎とそれを見守る人々の群,さらに鎮火したあとに立つ
一人の姿と連なるショットから,毎年行われる行事に込められた祈りの
ようなものが伝わってくる。
行事に込められた人々の願いを画像が見事にマッチした作品である。
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