社会

編集方針・3つの特色

  • 特色

    1

    「調べて,考えたくなる」教科書

  • 特色

    2

    「社会とかかわる」子供を育てる教科書

  • 特色

    3

    「主体的に,楽しく学ぶことができる」教科書

「主体的・対話的で深い学び」へ

2年度用『新しい社会』のコンセプト紹介動画です。東京書籍の社会科教科書で定評ある「問題解決的な学習」と,新学習指導要領で求められている「社会的な見方・考え方」について,教科書での取り扱いを分かりやすく解説しています。

代表者のことば

教科「社会科」の役割を果たしたい

教育の目的は一人の人間として人格の完成を目指すとともに,平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を養うことにあります。よき国づくり,社会づくりに貢献できる人づくりが期待されています。

新学習指導要領は「社会に開かれた教育課程」の実現を求めています。これは日々の教育活動をいまの地域社会に開くことにとどまらず,子供が活躍する将来の社会を見据えて開くことを意味しています。学校教育の出口が強く意識されているのは,学校は子供たちを社会人として成長させる準備教育の場であるとする認識にもとづくものです。これからの学校では社会への入口を意識した教育活動が一層求められます。

社会科の教科目標には「グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家及び社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎」を育成することが示されています。社会科は将来の社会人を育成する中核となる教科であると言えます。

私たちは社会や社会的事象に支えられています。社会のさまざまな現象から影響を受けています。先人の努力のうえに現在の社会があります。こうした視点から,社会的な事象や事柄がわかり,これらと自分(たち)との結びつきを認識するようになると,子供のなかによりよい社会の形成にかかわろうとする意識が芽生えてきます。

社会科授業では,社会的事象相互の関係性とともに,地理的,歴史的な視点や方法など「社会的な見方・考え方」を発揮させることによって,子供たちに社会認識を深めさせることができます。また,子供たちが目的意識をもって主体的に問題解決に取り組む学習や互いに高め合う学び合い活動を充実させることによって,「主体的・対話的で深い学び」のある授業を実現させることができます。

なぜ,子供に社会科を学ばせるのか。改めて社会科の教科としての役割を今日的な視点からとらえ,社会科授業を一層充実させたいと考えます。

北 俊夫 (きた・としお)

北 俊夫 (きた・としお)

福井県に生まれる。東京都公立小学校教員,東京都教育委員会指導主事,文部省(現文部科学省)初等中等教育局教科調査官,岐阜大学教授,国士舘大学教授を経て,現在総合初等教育研究所参与。
【近著】『「主体的・対話的で深い学び」を実現する社会科授業づくり』『「思考力・判断力・表現力」を鍛える新社会科の指導と評価』『“知識の構造図”を生かす問題解決的な授業づくり』(明治図書),『「ものの見方・考え方」とは何か』『なぜ子どもに社会科を学ばせるのか』(文溪堂)など。

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