なぜ選挙になると,わざわざ投票しに行くのだろう? どうして政治家は世論の風向きを気にするのだろう? 改めて考えてみると,民主主義という制度は,あたりまえのように見えて,不思議だらけです。本書は,ギリシアのポリスという狭い都市国家でのみ可能だった民主政が,「法の支配」の尊重や社会契約に基づく権力の承認など,さまざまな変遷をへて,現在の民主主義に至る経緯を振り返っていきます。また,最近新聞などで度々目にする世論調査。その「世論」と民主主義とは切り離せないものですが,そこに潜む落とし穴の部分に着目し,世論を実効性のあるものにする方法を探っていきます。その他にも,選挙制度の役割や政治との関わり方など,知っておきたい政治のエッセンスを分かりやすく,網羅的に論じています。これから政治に参加していく若い人たちに,政治について,そして将来の日本について考えるきっかけにしてほしい一冊です。

著者紹介
佐々木毅(ささきたけし)
1942年生。東京大学法学部卒業。現在,学習院大学教授。前東京大学総長。政治学,西洋政治思想史専攻。法学博士。
[著書]「マキアヴェッリの政治思想」「プラトンと政治」「現代アメリカの保守主義」「いま政治に何が可能か」「プラトンの呪縛」「政治学講義」「公共哲学(編著,全10巻)」ほか
東京書籍・小学校「新しい社会」高校「現代社会」「政治・経済」編集委員
筑摩書房のページ:http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687654/
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