なぜ選挙になると,わざわざ投票しに行くのだろう? どうして政治家は世論の風向きを気にするのだろう? 改めて考えてみると,民主主義という制度は,あたりまえのように見えて,不思議だらけです。本書は,ギリシアのポリスという狭い都市国家でのみ可能だった民主政が,「法の支配」の尊重や社会契約に基づく権力の承認など,さまざまな変遷をへて,現在の民主主義に至る経緯を振り返っていきます。また,最近新聞などで度々目にする世論調査。その「世論」と民主主義とは切り離せないものですが,そこに潜む落とし穴の部分に着目し,世論を実効性のあるものにする方法を探っていきます。その他にも,選挙制度の役割や政治との関わり方など,知っておきたい政治のエッセンスを分かりやすく,網羅的に論じています。これから政治に参加していく若い人たちに,政治について,そして将来の日本について考えるきっかけにしてほしい一冊です。
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